主婦が積立投資を始める時に気をつけるポイント3点

私は専業主婦でわが家の収入は夫のみです。
そして、私は自分名義の証券口座に毎月5万円ずつ楽天カードで楽天証券に積立投資をしています。一度設定すればあとはほったらかしでずっと毎月積み立てが続いていきます。
この記事では、私がほったらかし投資を設定をする時に気づいた「主婦が積立投資をする時に気をつけるポイント」を記していきます。

この記事の利点
  • 主婦が、積み立て投資する時に気をつける点がわかる!
みーよん
みーよん

つまづくところがあり、なかなか設定できずに悩みました。

ですが、一度設定してしまえば、あとはほったらかしで大丈夫です!

みなさんがんばってやってみましょう。

はじめに「もくじ」の項目を見ていただけるとだいたいの結論が分かると思います。

目次

その1 積立設定には「家族カードは使えない」

1つ目のポイントは、家族カードは積み立て投資に使えないということ。

みーよん
みーよん

これ、私は大きな壁になりました。

主婦の人は収入がないことから、夫が作成したクレジットカードの「家族カード」を持っている人が多いと思います。

家族カードは妻の名前が記載されていますがメインの夫のクレジットカード明細に合算され、夫名義の銀行口座から引き落としされます。家計管理もしやすくなるので、私もありとあらゆる買い物や各種Payで家族カードを使用しています。

ですが、楽天証券、SBI証券、いずれも家族カードだと積み立てできません。

贈与の関係とか本人確認とかいろいろあるんのだと思います。

ということで、主婦自身の名義でクレジットカードを申し込み手続きする必要があります。

ということは、

ポイント
  • 妻自身がクレジットカード会社に審査される
    (過去に滞納がありブラックリスト、クレヒスがないスーパーホワイトなどは審査に落ちることがある)

ここが問題になります。

私も仕方なく私名義で申し込みました。

私はずっと家族カードでやってきました。
以前、なぜかクレジットカードの審査に通らないことが一度あったのです。なのでここは壁だったんですね。
とってもドキドキしながら待ったところ、今回は無事発行されました。

みーよん
みーよん

不安な時間でした。よかった・・・。

こちらが私のカードです。上が私名義、下が夫のクレジットカードの家族カード。どちらも私の名前が記載されています。
見分けが付きやすいように、片方は楽天ピンクカードにしました。

楽天パンダかわいい!

なお、楽天カードは「家族カードを作るとさらに〇〇ポイント!キャンペーン」をよくやっています。

なので、必要がなくてもどんどん楽天カードが増えていきます。
上の写真の私名義の楽天ピンクカードには夫の家族カードをつけたので、「夫、夫の家族カード、私、私の家族カード」と、我が家には都合4匹の楽天パンダカードがいます(笑)カードが多すぎて分かりにくくなりますね。

主婦がクレジットカードの審査を受けると、他にも

  • 審査に時間がかかる
  • 限度額が低くなる

といったところがあります。私も夫のクレジットカードに比べると当然限度額は大幅に低いです。

ですが、とりあえずクレジットカードで積立投資を始めたいだけであれば、限度額は5万円あればOKです。各社5万円で横並びですので、とりあえず5万円でかまいません。

普段の買い物に使うのは家族カードのままで、積み立て投資の設定のみ主婦の自分名義のクレジットカードを設定すればいいでしょう。

その2 本人カードは本人名義の銀行口座でなければならない

次のポイントです。その1と連動してきますが、クレジットカードの引き落とし口座は契約者名義の銀行口座でなければできません。

ということは、困ったことがおきますね。主婦は収入がないことから、自分の口座に設定しているとどんどんお金がなくなっていってしまいます。
忘れているとクレジットカードの引き落としができなくなり、クレジットカード会社から電話がかかってくるわ、ブラックリストに載って今後おトクなクレジットカードが作りにくくなるわでいいことがありません。ですので、何らかの対策をしておかなければなりません。

「毎月ATMに通って夫の口座から妻の口座にお金を移す」という方法や、「毎月銀行のサイトにアクセスして振込み手続きをする」といった方法もいいですが、毎月するのはめんどうですし、忘れてしまうこともあるかもしれません。

ここも「自動化」しておくとラクです。

毎月夫の口座から自動で妻の口座に振込む方法

どうすればいいかというと、夫の口座から妻の口座に毎月自動で振り込みされる設定にしておけばいいのです。夫の銀行で設定をします。
ネット銀行であればパソコンやスマホから手続きができます。
楽天銀行なら「毎月おまかせ振込予約」という名称、住信SBIネット銀行なら「定額自動振込サービス」という名称でサービスをしています。

その際に気をつけるのは、

自動振込設定時のポイント
  • 手数料がかからないようにする
  • 金額設定を間違わないようにする

です。

振込手数料がかからないようにするには、ネット銀行を使うのが良いです。
まずは、夫の給料振込口座が大手銀行ならば、ネット銀行口座に変更手続きをしましょう。

2022年現在ですと、振込手数料無料の一例としては、

  • SBI銀行なら月5回まで(※スマホ認証している場合 他条件満たすと増加)
  • 楽天銀行なら月3回まで(※給与振込口座にした場合 他条件満たすと増加)

になっています。(数年に1度条件は変わるので各銀行HPを参照してください。)

設定さえしておけば毎月決まった日に決まった額を振り込んでくれます。
夫の給与振込口座から、妻のクレジットカード引き落とし口座に毎月振り込んでおけば、あとはほうっておいたらいいということになりますね。

土日などを除く営業日、カードの引き落とし日、給料日などに注意して、日付と振込額の設定を間違わないようにしましょう。

みーよん
みーよん

はじめての人は設定がめんどうですが、各サイトできるだけわかりやすく説明してくれています。

なにより一度設定すれば基本変更する必要はないので、がんばってみてください!

銀行によりあったりなかったりする「自動入金サービス」

そして、私は楽天銀行を使っていたのでしばらくの間気が付かなかったサービスなのですが、自動入金サービスというものがあります。こちらは先ほどと違って妻の銀行口座のサイトから手続きします。

ポイント
  • 自動入金サービスがある銀行はそちらを利用すると振込回数が減らない

これは、銀行によってあったりなかったりします。楽天銀行にはなくてSBI銀行にはあります。

どのようなサービスかといういと、SBI銀行の場合「毎月5日か27日に相手の銀行から指定金額を引き出し、4営業日後にSBI銀行に入金される」というサービスで、最大の利点は「振込回数に含まれないので無料回数が減らない」という点です。

数日間銀行にお金を預けたままになるので、マネーフォワード上などではお金が減っているままな感じになります。振込ならほぼ即時に反映されます。ですが、無料回数が減らないのは大きな利点です。こちらを使える場合は積極的に活用しましょう。

まとめると、

ポイント
  • 夫の給料振込口座をネット銀行に変更する
  • 妻のクレジットカード引き落とし口座をネット銀行にする
  • 夫の口座から、妻の口座へ自動振込設定をする
  • もしくは妻の口座がSBI銀行なら「定額自動入金」の設定をすれば、無料振込回数を減らさなくて済む

となります。

みーよん
みーよん

ネット銀行を持っていなければその開設手続きも必要ですが、スマホのみで申し込むことができます!

少しがんばればゴールはもうすぐ!

その3 iDeCoは利点が少ないのでつみたてNISAから始めよう

この項目は皆さんの働き方や考え方もあるのですが、私の場合はこのような結論になりました。

iDeCo(イデコ)もNISA(NISA)も「商品の運用益が非課税」なのは共通なのですが、iDeCoは収入に対して「全額所得控除」の対象にできることが最大の利点です。

そのため、完全に専業主婦の場合はiDeCoはあまり利点がありません。

専業主婦は収入がゼロですので、

iDeCo活用のポイント
  • 課税の対象となる所得がないのでiDeCoの所得控除がない

となります。iDeCoの節税効果が十分に活かせません。

もちろん主婦の方でも、今後パートを始める予定がある、仕事復帰する予定があるのならば節税効果があるので検討の余地ありです。

また、iDeCoは他にも「60歳まで引き出せない」という点も気になります。

このことについて、ちょっと書いていきますね。

投資の大原則

投資の原則は

投資の大原則!
  • 1 お金に色はない
  • 2 自分の一番納得できる商品に投資する
  • 3 お金が必要になればマイナスだろうがプラスだろうが躊躇なく解約して使う

です。

この原則から行くと、60歳までお金が自由に使えないというのは結構難点だと思います。あわてて飛びつかずにiDeCoを契約するのはちょっと慎重になった方が良いでしょう。
ちなみにNISAはいつでも解約することができます。非課税期間中であれば解約するのはもったいないことではありますが。

60歳まで引き出せないというのは欠点でもあり利点でもあります。強制的にそうなってしまうので否が応でも投資し続けなければならないという点は良いと感じる方もいるでしょう。

ですので「今後働く予定がある」「強制的に引き出せないようにしたい」という主婦の方はiDeCoも検討の余地ありですが、iDeCoはNISAと違い少しだけ手数料もかかりますので、投資する優先順位は低くなります。

むしろ、使い勝手や手数料を考えるとクレジットカード積み立てではなく普通に銀行口座から証券口座に振り込んで特定口座を使用しての投資信託購入でいいのではないかと思います。

特定口座での投資信託購入は、楽天証券は楽天銀行と、SBI証券は住信SBIネット銀行と、それぞれ連携しており銀行口座からほぼシームレスに難しい手続きせずに簡単にできます。

参考 iDeCoには裏技的な使い方が

参考までに、あまりこのケースに当てはまる方はいないかもしれませんが、iDeCoには裏技的使い方があります。

主婦あるあるですが、「パートでの年収が103万円を超えると配偶者控除が外れたり所得税がかかるので超えないように調整している」という人いますよね。

このような人でも、iDeCoの所得控除を使うと、もう少し年収を上げても所得税がかからないようにすることができます。

パートの方のiDeCo限度額は月23,000円で、年額276,000円です。

すると、この276,000円を控除に使えるので、年収が130万6千円あったとしても、iDeCoの所得控除27万6千円をマイナスすれば給与所得は103万円になるので課税対象とならない、といった裏技があります。

ポイント

[年収]130万6千円 – [iDeCo掛け金]27万6千円 = [給与所得]103万円

(実際には、あまり限度額ギリギリをせめると色々と想定外の計算間違いがあったりするのでプラス20万くらいの年収123万円くらいの方がいいような気もします。)

この記事のまとめ

今回の記事のまとめです。

主婦が投資を積み立てようと考える時に注意する点は次のようになります。

積み立て投資で主婦が注意するポイント!
  • 積み立て投資のクレジットカード設定に家族カードは使えない
  • 主婦が契約者のクレジットカードは本人名義の銀行口座から引き落としになる
  • 残高が足りなくならないように自動で振り込める各種サービスを設定しよう

もし、クレジットカード審査に落ちてしまうとこの時点で終わってしまっていましたね・・・。

次に、主婦が積み立てる際に考える順番としては次のとおりです。

この順番で積み立てよう!
  • まずは「つみたてNISA」枠(毎月33,333円)を優先してクレジットカードで積み立てる
  • まだ余裕があれば「特定口座」枠でクレジットカード5万円分の残り16,667円を積み立てる

主婦はまずこの順番で考えてみてはいかがかなと思います。

この記事が皆さまの参考になれば幸いです。

それではまた!

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