[なぜか気になる書評]サーカスの夜に 作者:小川 糸[夢をあきらめない]

このサイトで人気のある「書評」です。一冊づつ紹介していきたいと思います。

みーよん
みーよん

私は本が大好きで、力になる本をみなさんにも。

この本はこんな人におすすめ
  • 人生は捨てたものじゃない
  • 困ったことがあったら、1人でなんでも解決しようとしないで
  • 誰かに相談するのは、弱さではないと信じさせてくれる本
表紙です。
目次

華やかな世界の裏側で『努力』

病名をご存じの方もいらっしゃるでしょうか。この本の主人公は、ターナー症候群のように、小学校3、4年生位のこどもの身長で止まってしまった男の子。

たまたま、観覧したサーカスの綱渡りの劇団員の華麗な姿に魅了されながらも、自分にはあんなに人を引き付けられる力はないと自分の将来を悲観します。

しかし、サーカスの劇団員との出会い、会話をするようにもなり、運良く、サーカスの技術を習得するための修行を教えてもらえるようになります。
いままでは、憧れでしかなかったサーカスの団員として成長を遂げていきます。

主人公の男の子は、身長(成長)が止まってしまった現実を悲観し、自分の人生を駄目なものだと、何をするにも「諦め」という言葉で正当化し、何の行動を起こすことすらしません。
周りの人から、励ましの言葉や助言をもらっても、自分を馬鹿にしていると自分で自分を卑下してしまいます。

そんな主人公が、自分を馬鹿にする人ではなく、夢を追うことの大切さを教えてくれる人達と出会い、彼らの考え方に触れることによって、一歩ずつではあるが着実に前に歩を進めていくのです。

夢をあきらめないで前に突き進むことの大切さ

私自身、年齢、性別等何か理由をつけたり、人より劣っている箇所を棚に上げて、新しいことへの行動を起こさないでいるのを良しとしていました。

しかし、この書籍を読み進めていく内に、主人公の成長する姿に背中を押され、踏み出せなかった一歩を主人公と共に踏み出す勇気を持つことが出来ました。

何かを始めるのに、迷いや躊躇いがある方は、この本を読んで勇気をもらってみてはいかがでしょうか?

「サーカス」の話かと思ったら、「人生」に繋がる大きな話でびっくりしました。

以上「サーカスの夜に」の書評でした。

2023年9月中旬まで、家からさほど遠くない場所でサーカスが開催されると知り、ついついこの本を思い出していました。

みーよん
みーよん

みなさんも、背中を押してくれる本に出会えますように!

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